どんなモンブランが好きですか

モンブラン。
秋のケーキ、ですね。

先日ケーキ店に入ったとき、最初は目に入らなかったのです。
そのとき、モンブランって、いまどきのケーキの中ではずいぶん地味なのだなと思いました。
でも、あの栗のやさしくて、ほんのりと山の味を思わせるようなおいしさ。

色鮮やかなフルーツや重厚なチョコレートとは異なる、特別なものですよね。

きっとみなさんと同じで、わたしもモンブランが好きです。

モンブラン。

わたしが初めて知ったときは、

黄色くて、もっと線の太いクリームでした。

中にカスタードクリームとホイップクリームが入っていて、土台はスポンジケーキ。
少し進んだパティスリーでは、スポンジケーキがタルトになり、

いまではメレンゲのモンブランも多くなりましたね。


ここのモンブランは、スポンジケーキじゃないんだ。

それなら別のケーキにしよう。

これまではそう思っていたんです。

でも、今年、電車を待つホームで秋めいた風を感じて思ったのは

モンブランが食べたいな。メレンゲの、サクッとしたモンブラン…。


流行りは絞りたてを謳う、ふわっとしたくちどけですね。

でも。

思い浮かんだのは、アンジェリーナのモンブラン。

絞ったマロンクリームを最後に手で包んで整えたかのように、

キュッとまとまった、

あのクラシックなモンブランが食べたくなりました。


台風が過ぎていき、もう秋かな…という気配ですが、

今年はどんな風に、季節が変わっていくのでしょう。


みなさんは、どんなモンブランがお好きですか。

きょうも、どうぞご機嫌に。

cacoute.

暮らしや食、アロマテラピーにまつわる、執筆、ワークショップを行っています。きょうもどうそ、はなまるご機嫌な一日を。

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